検査科
検査科の基本方針
- 質の高い検査を提供するために技術・知識の向上に努めます。
- 安全に留意し安心して検査を受けられる体制をつくります。
- チーム医療の一員として多職種との連携に努めます。
部署紹介
検査は大きく分けて患者さんに接して行う生理検査と、血液や尿など患者さんから採取された検体で検査を行う検体検査に分かれます。
当院では生理検査を5名で心電図、肺機能、血圧脈波検査、脳波、超音波検査、心肺運動負荷試験などの検査を行っています。
検体検査は5名(ブランチラボシステム採用)で生化学、免疫血清、血液一般、凝固系、尿一般、感染症、輸血検査などの検査を行っています。
生理検査
- 心電図検査
- 肺機能検査
- 血圧脈波検査(ABI/CAVI検査)
- 24時間ホルター心電図
- 長時間ホルター心電図
- 脳波
- 超音波検査 超音波センターへ
- 心肺運動負荷試験(CPX) 心不全・心臓リハビリテーション総合センター CPX検査へ
- 睡眠時ポリグラフ検査(PSG検査)
両手、両足に4か所と胸部の6か所に電極を付けて心臓の電気活動を波形として記録します。
心電図は心臓の活動状態を調べる基本的な検査で、不整脈や心筋虚血などの循環器疾患の発見ができます。
マウスピースをくわえて息を吸ったり吐いたりして肺活量などを計測します。
喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)など呼吸器系疾患の評価や、その治療薬の効果を調べるときに行われます。
両腕と両足首に血圧カフを巻き、胸に心音マイクをつけて行う検査です。
ABIは動脈のつまりを見る検査で、上腕と足首の血圧値から算出されます。下肢動脈の狭窄や閉塞の早期発見や腰部脊柱管狭窄症との鑑別に役立ちます。
CAVIは動脈の硬さを反映する指標で、全身の動脈硬化の進行度を評価できます。動脈硬化が進むと心疾患や脳血管疾患の発症リスクが高まるので、病気の早期発見や生活指導に有用です。
胸に心電図シール電極と小型機器を取り付けて心電図を24時間(1日)記録する検査です。病院で行う短時間の心電図検査では異常が記録されていない時や、より長い時間で心電図を記録し解析が必要な時に行います。運動中や就寝中を含めた普段の生活の中での心電図を記録して、不整脈や狭心症の発見や診断をします。
24時間心電図と同様に、1週間心電図をとるための小型機器を胸に取り付けて普段の生活の中でどのような心電図が出ているかを記録する検査です。
脳の活動で発せられる微弱な電気変化を、頭部に装着した電極で波形として記録する検査です。てんかん発作や意識障害などの診断に役立ちます。検査内容にもよりますが検査時間は1時間程度かかります。
検査は1泊入院していただき、睡眠中の呼吸や脳波、血液酸素濃度の状態を検査します。就寝前に頭部・顔・胸部・手足などに機器を装着し入眠していただきます。
睡眠時無呼吸症候群の発見や重症度評価に必要な検査です。
検体検査
生化学・免疫血清・血液一般・凝固系・尿一般・感染症、輸血検査などを院内で行っています。